suzuの呟き

スタンドのおっちゃん。

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こんな時代だからこそ。

ライダー、トラックドライバー、家族連れのお父さんなどなど、道路を走る者なら、誰でも利用するであろうガソリンスタンド。

日本全国どこにでもあるのが当たり前になっているし、幹線道路沿いの店舗は24時間営業のところも多い。

幼いころから、ドライブの度に寄っていたはずだけど、自分がライダー、ドライバーになって初めて、ガソリンスタンドで働く者たちの本当の凄さを知ることになる。

原付ライダーである私は、たった3Lの給油にフルサービスのスタンドを使うのも申し訳ないと思い、かつてはセルフスタンドを使うことが多かった。

あの日のおっちゃん

岐阜から滋賀に向かう途中の幹線道路沿いにある、ガソリンスタンドに入った私。

どうやらフルサービスのスタンドだったらしく、全身赤い服を着たおっちゃんが近づいてくる。

「お客さん、いらっしゃい」ニッと笑った口を見ると歯がなかった。

過去にシンナーでもやっていたのだろうか。私の脳内では、おっちゃんは完全にやばい奴である。

「ガソリン満タンでいいかい?」お願いします〜。と言って鍵を渡した。

慣れた手付きでキャップを開けるおっちゃん。キャップについたオイルが垂れないようにと、なんとキャップの内側に手を添えてくれている。

ものの30秒で給油は終了。

そのあともおっちゃんのサービスは続く、車体を拭き、ゴミはあるかと聞かれる。

「今日はどこまで?」と聞かれ、京都まで。と答えた。

「天気荒れるかも知れんから気を付けろよ」とおっちゃん。

岐阜の空は快晴である。京都までの道もYahoo天気で調べた限りでは降水確率0%。全く適当なこと言ってんな〜と適当に返事をした。

スタンドから出る際も完璧な誘導。後ろを振り返ると深々とお辞儀している。

まさかの!?!?

その後は、なんだかいい気分になりながら、意気揚々と運転していた。

ちょうど、滋賀に入り長浜の山道を走っていた頃。

ポツリ、またポツリと雨が降り出してきた。

おっちゃん、神かも。

関西方面にお出かけする時はまた、あそこに行こう。

チェーン営業の画一的なお店が並ぶ、この時代。

やっぱり、他の店と大きく差別化する鍵は、人と人との繋がりかも知れない。と深く感じたあの日でした。

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